こんな症状の時どうする

食事量が減った。食べにくそうにしている。便が出ない、小さい

うさぎは普段、丸くてコロコロしたウンチをします。
また、夜は食糞用のやわらかいウンチを出すこともあります。
そのため、朝にやわらかいウンチをしていても、その後また通常通りのコロンとしたウンチが出ているようであれば問題ありません。
しかし、昼間になってもやわらかいウンチや、いくつも繋がったウンチが出続けているようであれば、下痢をしていると判断しましょう。
また、おしりの周りが便で汚れているときにも、下痢の可能性を疑いましょう。
下痢の原因としては、ストレスや食中毒、太り過ぎで胃が圧迫されている、抜け毛による毛球が体内に蓄積している、などが考えられます。
いずれにしても、下痢はうさぎにとって死活問題です。すぐに動物病院で検査をしてもらいましょう。
整腸剤で治ることもありますが、万一毛球が胃の中に溜まっていた場合、手術をしなくてはなりません。
また、普段よりウンチが小さいときも、胃腸が弱っていたり、歯の伸びすぎで食事量が減っていたりする可能性があるので、病院で診てもらうべきでしょう。

下痢をする

うさぎは普段、丸くてコロコロしたウンチをします。
また、夜は食糞用のやわらかいウンチを出すこともあります。
そのため、朝にやわらかいウンチをしていても、その後また通常通りのコロンとしたウンチが出ているようであれば問題ありません。
しかし、昼間になってもやわらかいウンチや、いくつも繋がったウンチが出続けているようであれば、下痢をしていると判断しましょう。
また、おしりの周りが便で汚れているときにも、下痢の可能性を疑いましょう。
下痢の原因としては、ストレスや食中毒、太り過ぎで胃が圧迫されている、抜け毛による毛球が体内に蓄積している、などが考えられます。
いずれにしても、下痢はうさぎにとって死活問題です。すぐに動物病院で検査をしてもらいましょう。
整腸剤で治ることもありますが、万一毛球が胃の中に溜まっていた場合、手術をしなくてはなりません。
また、普段よりウンチが小さいときも、胃腸が弱っていたり、歯の伸びすぎで食事量が減っていたりする可能性があるので、病院で診てもらうべきでしょう。

熱中症

暑さが苦手なうさぎにとって、理想の気温は18~24℃です。
人間にとっては肌寒い位ですが、常に室内の温度は24℃以下を保つようにしてあげてください。
25℃以上の場所でうさぎがぐったりとしていたら、とにかく24℃以下の部屋へ移動し、水を与えましょう。
もし、水を飲もうとしなかったら、無理やり飲ませるのではなく、動物病院へ電話をしましょう。
濡れタオルで体を冷やしてあげるなど、応急処置の仕方を教えてくれるはずです。
毎年、熱中症で命を落とすうさぎは多いです。
命が助かったとしても、腎不全・神経症などの後遺症が残るケースもあります。
熱中症を防ぐために、まずはエアコンを24時間つけておくことを心がけてください。

脱毛・皮膚病

脱毛している、皮膚が赤い、かゆそう、かさぶたがある、などというときは、なるべく早めに病院へ行きましょう。
ダニ、ノミなどの寄生虫による感染、外傷、ストレスによる毛抜き行為など、皮膚病になる原因は様々です。
うさぎは密に毛が生えているため、めったに皮膚の損傷は受けませんが、一度皮膚が弱ってしまうとなかなか治りません。
うさぎの皮膚に異常があり、食欲がないときはすぐに病院へ向かいましょう。
また、食欲がある場合でも、1週間以内には診察を受けてください。
万一皮膚炎になっていた場合、放置してしまうと膿瘍になってしまいます。

歩行異常

うさぎの歩き方がおかしいときは、迷わず病院へ連れて行きましょう。
骨折、脱臼、皮膚炎や外傷、ストレスなどが原因です。
骨が折れていたら、手術が必要になります。
ストレスによる神経症の場合も、決して好ましい状態ではありません。
本来、うさぎは外敵から身を守るために走り回る動物です。
歩行がおかしいというのは、うさぎにとっては非常に生きづらい状態なのです。

神経症状(痙攣、転がり回る、首を傾ける、など)

うさぎが痙攣している、床の上で転がり回っている(ローリング)、ずっと首を傾けている(斜頚)、目が上下や左右に動き続けている(眼振)、などというときは、すぐに獣医さんに診てもらってください。
少なくとも、症状が出てから8時間以内には治療を開始しなくてはいけません。
細菌、寄生虫による脳炎、中耳炎、内耳炎、熱射病、腎不全、栄養失調、中毒、遺伝性の疾患などによる影響のことが多く、完治させることは難しいかもしれません。
治りにくい病気ですが、うさぎは死ぬまで闘います。
絶対に、飼い主さんが諦めてはいけません。根気よく面倒を見てあげてください。

血尿

うさぎの尿が赤いとき、正常な尿(色素尿)である場合と、血尿である場合とがあります。
メスの場合、子宮からの出血である可能性もあります。
色素尿は、前日のエサの色素から来ていると考えられており、特に治療の必要はありません。
しかし、血尿や子宮からの出血だとすると、大きな問題です。
膀胱結石や膀胱炎、膀胱がん、腎臓の疾患にかかっている危険性があります。
いずれにしても、すぐに治療を始めなければいけません。
4歳以上のメスのうさぎの子宮がん発生率は50~80%と、非常に高い数値です。
避妊手術を受けていないメスうさぎが血尿を出したときは、子宮に問題があるかもしれません。
メスのうさぎは避妊手術を行っていないと子宮がんになるリスクがあるので、子どもを産ませないつもりで飼うときは、若い内に必ず避妊手術について獣医さんと相談してください。
うさぎの血が赤いとき、素人には血尿か正常な色素尿であるか判断できません。
赤い尿を発見したら、早めに病院へ行きましょう。
可能であれば、うさぎの尿をスポイトで吸いとったり、柔らかい綿ガーゼなどに染みこませたりして持っていくと、スムーズに診断できるでしょう。

腫れ、腫瘍

耳や膣など、うさぎの体のどこかが腫れている場合、腫瘍、膿瘍(膿が蓄積している)、リンパ節の腫れ、肥満による脂肪の溜まりすぎ、などのパターンが多いです。
命には関わらない良性の腫瘍のこともありますが、早く取り除くべき悪性の腫瘍である危険性もあります。
 
腫瘍はベテランの医者であっても、腫瘍部分の中を注射器で抜き、顕微鏡で確認しないと悪性か良性か判断できないものです。
目で見てすぐに治療を始められるものではないため、腫れている部分があれば早い内に病院へ行ってみてください。

目の充血・涙・目やに

うさぎの目が充血していたり、目やにや涙が多かったりするときは、結膜炎や緑内障にかかっているかもしれません。
原因として最も多いのは、不正咬合(上下の歯がきちんと噛み合っていない状態)です。
うさぎの目の病気の9割は、歯並びに問題があるせいだとさえ言われています。
放置しておくと、悪化して炎症を起こしたり、失明してしまったりする可能性があります。
ひどいときは眼球の摘出手術をしなくてはなりません。
うさぎの目に異常が見られたときも、早めに医師の指示を仰ぎましょう。

歯の伸びすぎ

うさぎにとって、歯は生命線です。
前歯の伸びすぎなら飼い主さんも気がつきやすいと思いますが、奥歯が伸びすぎてしまっている場合、見た目では判断できないことが多いです。
うさぎが食欲不振になったときの項目でもお話しした通り、歯が伸びすぎてしまうとご飯を食べなくなってしまう危険性があります。
また伸びすぎた歯が歯肉を傷つけて、歯肉炎を起こすケースもあります。
歯が伸びすぎてしまったら、早急に病院で切ってもらわなくてはいけません。
歯が伸びすぎてしまう原因としては、牧草を食べていない場合が多いようです。
うさぎのケージには常に、牧草を食べ放題の状態にセットしてあげてください。
それでもうさぎが牧草をあまり食べないときというのは、ペレットやおやつを与えられすぎていることがほとんどです。
適切量の食事ができているかどうか不安な方は、獣医さんやうさぎ専門店のブリーダーの方などに聞いてみると良いでしょう。

歯肉炎(歯肉が赤い)

うさぎの歯肉が赤かったり、歯肉から血が出ているときは、歯肉炎もしくは腫瘍であるパターンが多いです。
前述のように、歯の伸びすぎで歯肉炎になることは多く、また歯肉が化膿している場合もあります。
歯肉が赤くなっているときは、食欲があるようなら1週間以内に、食欲がない場合はすぐに、病院で治療を受けさせてください。

くしゃみ・鼻水・呼吸困難

うさぎが鼻水を垂らしていたり、くしゃみ・しゃっくりをしていたり、呼吸を苦しそうにしていたりする場合、呼吸器疾患を疑いましょう。
呼吸時に変な音がするときも同様です。
呼吸器官に異変があるときは、結膜炎など目のトラブルも併発していることが多いので、注意して見てあげてください。
うさぎの呼吸器官の病気は、細菌などによる感染症が原因であることが多く、放っておくと肺炎や気管支炎になり、若いうさぎなどは死に至ってしまうこともあります。